責任転嫁はするのもされるのもおブス街道まっしぐら

愛され気くばり美人道

 

今日は宝塚歌劇団の舞台での経験も合わせてご紹介です♪

宝塚歌劇団に伝わる教え“ブスの25箇条”より

 

責任転嫁がうまい

 

についてお話しようと思います。

※25箇条のご紹介はページの最下部をご覧ください。

 

 

自分で責任を負いたくない。

私のせいでこうなったと思いたくない。

 

少なからずこんな気持ちを経験したこともあるのでは。

 

例えばある出来事が起きたとします。

そもそもこうなったのはどうして?

元はと言えばあの人がこうしたから・・・

結局私は悪くないよね?

 

という光景、女子あるあるですよね。

 

女性はどうしても共感してもらいたい生き物ですので、自分は悪くないと思えるまで人に相談したりします。

 

社会に出ると、ちょっとしたことで責任転嫁をしてくる人はたくさんいますので、注意が必要です。

いつの間にか自分の責任にされている。

え?そこ、そうなりますか?

結局私が悪いことになってます?

そんな経験が多々ありました。

 

自分の言動にしっかりと責任をもって、証拠を残しておくと自分を守ることができます。

責任の所在はきちんと把握しておくこと。

かかわる事案に対して誰が責任者で最善の方法は何なのかを考えておくこと。

これが一番の秘訣です。

 

 

宝塚の舞台での出来事

私が宝塚に入って一番最初に学んだことは連帯責任でした。

同期の失敗は自分の失敗。

同期がご注意を受けていたら、自分事のように一緒になって謝る。

 

これを教え込まれます。

 

これは宝塚歌劇団に行っても続きます。

 

初舞台のステージでは口上・ラインダンス・パレードの3つが出番です。

私は星組麻路さきさんのトップお披露目公演「国境のない地図」が初舞台でした。

物語はドイツ。

ベルリンの壁が一晩でひかれ、母のお使いに出かけた主人公が母と離れ離れになってしまう。

最後のシーンは壁が壊れるところで終わる・・・。

毎日毎日、この最後のシーンでうるっと来るほど感動的な物語でした。

 

まだ小さいころにお母さんと離れ離れになり、国境がひかれてしまうなんて悲しすぎると思いませんか。

 

トップスターのマリコさん(麻路さきさん)はピアノがとっても上手でいらしたので、舞台でのコンサートシーンに本当にピアノを弾かれます。

それがとっても素敵で、聞きほれていたことを思い出します。

 

一本ものだったので、ショーが少なくほぼお芝居の作品でした。

通常宝塚大劇場での公演はお芝居とショーの2本立て。

 

初めての舞台。

差し入れなどをいただき、ぷくぷく太ってしまった私は、ある日ラインダンスの衣装の後ろについている円盤のような飾り物がよく外れてしまう状態になっていました。

片方は糸で縫ってあり、着た後に反対側にホックで止まるようにできています。

 

あるときラインダンスで後ろから前に振り返るいよいよここからラインダンスの見せどころ!というシーンで右斜め前に円盤の飾りがぽっつ~んと落ちているのを発見しました。

 

 

!!!

 

 

すぐさま、私は踊りながら自分の円盤をなんとなく腕で確認。

 

ない!!

 

やっぱり私のだ!

 

そう考えるとラインダンスどころではありません。

意識は頭に集中。

顔は笑顔ですが、心は半端ない焦りで冷や汗がどっさり出てきました。

 

この時おそらく同期全員の目がそこに注目!

 

誰の?誰の?どうやってとる?

 

みんなそう思っていたに違いありません。

 

 

ラインダンスの次のシーンは大切なトップさんたちのデュエットシーン。

 

とっても素敵なお二人のシーンに円盤!

考えただけでぞっとします。

 

でも私の場所からは遠い・・・

 

どんどん離れていくことになり、こわごわ銀橋を通って退場です。

 

袖に入った瞬間に自分の腰を触って、やっぱりないことを確認しましたが、舞台上を確認することもできません。

後から入ってくる同期のために、袖に入ったら、そのまま楽屋近くの広い廊下まで走っていかねばならないのです。

 

その時、一人の同期が

 

私、拾ったからね!大丈夫だからね!!

 

といって、私のところまで言いに来てくれました。

私は、本当にありがとう!!と心からのお礼を伝えて衣装部さんに向かい応急処置をしてもらい、パレードに向かうことができました。

 

この時、心から同期の存在のありがたみを感じました。

 

宝塚の舞台で、落とし物をした場合、シーンを壊すだけでなく危険も伴います。

ですからそのシーンの間に拾うことができなかった場合は、大回りと言って楽屋全体を回って謝罪に行かなくてはなりません。

 

初舞台のラインダンスは同期しか出ていないシーンになりますので、組長さんのお部屋に反省と謝罪をしに行きます。

 

当然円盤を拾った彼女もいつもと違う振りをして拾ったわけですから、振り間違いとして報告と謝罪に伺います。

 

 

彼女は大切な同期のために、次のシーンを壊さないように必死にタイミングを見計らって取ってくれたのです。

これはいまだに思い出しても涙ぐんでしまう思い出です。

 

この出来事により、私は食べるのを少し控え千秋楽までぎりぎり頑張ることができました。

ここで、連帯責任という制度がなければ、だれもが放っておくかもしれません。

宝塚歌劇団というところは、たとえこれが同期でなくても、シーンの最後に落とし物を見つけてしまった場合は、蹴ってでも必ず次のシーンに残さないようにみんなが心がけて拾うのです。

 

ですから責任転嫁などしている場合ではなく、責任をかぶるといっても過言ではありません。

 

他人を陥れる余裕などありませんからね。

 

 

というわけで、ちょっとしたエピソードもご紹介しました。

 

自分の責任は自分でとれる、そんな人になりたいものです。

 

 

ではまた次回のブログでお会いしましょう♪

本日もありがとうございました。

 

 

宝塚歌劇団に伝わる教え「ブスの25箇条」

 

(※リンク先の記事に飛びます)

 1 笑顔がない
 2 お礼を言わない

 3 おいしいと言わない
 4 精気がない
 5 自信がない
 6 グチをこぼす
 7 希望や信念をもっていない
 8 いつも周囲が悪いと思っている
 9 自分がブスであることを知らない
10 声が小さくイジケている
11 何でもないことにキズつく
12 他人にシットする
13 目が輝いていない
14 いつも口がへの字の形をしている
15 責任転嫁がうまい
16 他人をうらむ
17 悲観的に物事を考える
18 問題意識を持っていない
19 他人につくさない
20 他人を信じない
21 人生においても仕事においても意欲がない
22 謙虚さがなく傲慢である
23 人のアドバイスや忠告を受け入れない
24 自分が最も正しいと思いこんでいる
25 存在自体が周囲を暗くする

 

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