突然ですが、
あなたのお仕事、自己満足になっていないでしょうか。
これは私が自分のお仕事についてよく考えることでもあります。
先日、知人が所属する何かの会の会報誌として〇〇通信なるものを作成したということで、見せてくれました。
おそらくいいことを書いているのだろうけれど、全く読む気がせず頭に入ってきません。
それもそのはず。
ここが素人とプロの違いなのです。
紙面ぎっしりに文字と写真が並んでいました。
私もこういった類のものを作ったことがありますが、同じようにぎっしり詰め詰めに書いていたことを思い出しました。
初めてワードで作るときにやりがちなアイテム。
吹き出しとリボン。
おそらく変化を持たせるために図形を頑張って入れたのでしょう。
ご自身ではとても満足のいくものを作っている気分で「聞いて聞いて!」というような感じで見せてくれました。
余白が大事
広報の仕事をし始めたときに、お客様へのDMとしてチラシやパンフレットなどを扱うことが多くなりました。
そこでデザイナーさんは必ず余白がたくさんあります。
とっても見やすい。
この仕事に携わるまでは気にしたことがありませんでしたが、言われてみれば読もうと思うものと、そうでないものの違いのひとつにはこれがあったのです。
プロの制作会社様と打ち合わせする際は、担当者にもよりますが、
・コンセプト
・伝えたいこと
・届けたい人
・どうなるのがゴールか?
そのようなことをしっかりと打ち合わせました。
一つのチラシをつくるだけでこんなに決めるのだとびっくりした覚えがあります。
制作会社はデザイナーさんを抱えていて、会社の営業マンが打ち合わせをした内容をデザイナーに伝えます。
要望をくみ取りクライアントである私たちの思い通りにデザインが仕上がってくるということです。
ここでポイントは、営業マンのセンス・ヒアリングが悪いとデザイナーが素晴らしくてもいいものは出来上がってきません。
こちらは素人なので言いたいことを言いますが、営業マンはそれを理解してデザイナーに伝えることが大事なのです。
素人やりがちパターンというものがあり、デザイナーはもちろんそれを見抜きますが、クライアントの言う通りに仕上げることがお仕事ですので、クライアントの要望を聞きつつも、見てもらえるものにするために調整するのが大変です。
気くばりポイント
相手の知りたいことを届ける
ついつい、自分の商材を伝えがちですが、相手が本当に欲しい情報を伝えるのが仕事につながります。
自分ではこんなこともあんなことも言いたい!
実は伝えすぎなのです。
先ほどの会報誌の方においても、自分が伝えたいことがたくさんあって自己満足の作品になっています。
もらった人は確かに読み応えはあるかもしれませんが、あれもこれもでは全く読む気がしません。
読む気がしないということは読んでもらえないわけですから、情報がそもそも伝わりません。
読まれないものを作る=自己満足の世界
となるわけです。
これがボランティアの場合は問題ないですが、そうでない場合は
本当に売りたければ売るのではなく、相手のニーズをくみ取り答えることですね。
私はこのブログを書いていてもつくづく自己満足で言いたいことだけ言ってるな~と思うことがあるのですが、ここでは自分の伝えたいことを伝える場と思って書いています。
頭と心の整理がついてくれば、少しずつみなさんの知りたい情報をお届けできるかもしれませんね。
気くばり美人は仕事からも愛される
こう考えると、気くばりっていろんなことのベースになっている気がしませんか?
人付き合いはもちろん、相手のことを考えて気を配るということは仕事の成績にもつながるということになるわけです。
気くばり美人を採用したいと思われるはずです。
気くばりのできる方は愛されます。
気くばりのできる方は相手のことを先に考えます。
だから相手のニーズをくみ取ることができ、相手のためになることを提供することができるわけです。
そうなると、一緒にお仕事をしてもやりやすい。
この人と一緒にお仕事したいなと相手は思うわけですよね。
少しつながってきたでしょうか。
私も宝塚歌劇団を退団して様々な経験をし、一般企業でのお勤めをしてこのように続いているのはこの気くばり力のおかげだと思っています。
あらためて、周りに気を配るということの大切さを身にしみて感じています。
相手のことを考えて気を配れるといいことしかやってきません。
気くばり力を磨いて、愛され美人になりましょう。
本日もお読みいただきありがとうございました!
ではまた次回のブログでお会いしましょう♪