前回のブログで26歳で宝塚歌劇団の退団は遅いのか?早いのか?についてあまり言及しておりませんでしたが、そこを本日は詳しくお伝えしようと思います。
早いか遅いかどちらともとれるという答えを出していましたが、
その後の人生の選択肢による
ということです。
私は小さいころ、占い師に
あなたは晩婚だし大器晩成型ね
と言われたことがあり、結婚願望もあまり意識してなかったので、何を始めるにも遅いと感じたことはありませんでした。
ただ、今までのタカラジェンヌたちを見ていて、芸能界で活躍するには26歳は遅いと言えます。
・トップスターである
・トップ娘役である
・芸能界に通用する美人である
・バッググランドがしっかりしている(著名人・有名人の娘)
これらの要素がない限り、芸能界で売れるというのは難しいかと思います。
宝塚出身といえど、ある程度は芸能界で通用するものの、宝塚で通用する、宝塚顔・宝塚調の容姿が宝塚を退団してしまうと他で通用するかどうかは別問題だからです。
宝塚歌劇団出身というのをうまく利用・活用できればそれもありですが、基本的には舞台の方が向いている人が多いかと思います。
以前にもお伝えしましたが、タカラジェンヌが全員美人かというとそうではありません。
タカラジェンヌとして宝塚の舞台に立つにふさわしい容姿かどうか?というところで合格していますので、それを考えると分かると思います。
つまり逆を言うと宝塚音楽学校の試験に落ちたからと言って美女ではないということでもなく、美人でも落ちてしまうのはザラです。
どうしても行きたかったという思いはご本人の胸に残るかもしれませんが、それも気にしなくても後々の人生は華やかにすることは可能です。
ただ、舞台人として何か光るものがないという理由で落ちていたら、華が必要な場所に立つことは難しいかもしれません。
華がなくても輝ける場所はたくさんありますので、場合によってはたいした問題ではありません。
好きかどうかで選ぶ
若いころはどうしても「人気が欲しい」「売れたい」という思いが強く、どうすれば人気がでるのか?ということを考えがちです。
この年で売れるには遅い・・・?
そうなると10代後半でも遅いと言えることもあります。
最終的にはやりたいかどうか?というので考えるべきかと思います。
考え方は人それぞれで、思い立った時が始める時だからいつでも遅くないももちろんあるのですが、若さが売りの職業の場合は当然早ければ早い方がいいです。
私は40代後半に差し掛かろうとしていますが、あの世へ行くときは肩書は「女優」として旅立ちたいと思っています。
年を重ねても、最終的に女優で人生を終えたいと思っていますので、またいつかお芝居をすることになるのでは?とも考えたりします。
最近ではシニアモデルや未経験者で人生折り返し地点の方向けクラスを作っている劇団や事務所も増えてきました。
一つは子供の人口が減ってきているため、そうせざるを得ないのでしょう。
もう一つ、和服などは年齢を重ねたほうがしっくりくるものもありますよね。
高齢化社会で必要なニーズはそこにも出てきているかもしれません。
売れたい、時の人になりたいというのは難しいかもしれませんが、自分のしたいことをするという点では全然遅くないです。
宝塚歌劇団に骨を埋めるという人もいれば、研三ぐらいで退団をして人生のステップの一つとする方もいらっしゃいます。
これは人それぞれ。
ただ、経歴が長いということはそれだけ舞台に立つ経験値も高いわけですから、その道のプロフェッショナルといえるわけです。
そういう人はプロフェッショナルを貫き、それにかかわるお仕事をすべきかと思います。
渦中にいるときは、今の自分にフォーカスしますから、他が見えません。
ですが、長い目で見たら何でもできるし、年齢は関係なく夢中になることも証明できます。
宝塚歌劇団を退団した後、会社員として働くことが安定したときでも、何かしないと!と常に自分を奮い立たせる癖は抜けませんでした。
フラワーアレンジメント
アロマセラピー
ビジネススクール
秘書検定
お料理教室
ダンス・フィットネス
習い事をたくさんしましたし、やっぱりステージに立つことはやめてはいけないのではないか?と思い立ち、声楽を習い始め独自でライブをしたりしました。
もちろん、友人・知人は見に来てくれて楽しんでいただけましたが、自分の中で何かが違うと思い、やめてしまいました。
私が本当にしたいことはこれではない!
そう思ったのです。
自己満足か顧客満足か
料金をいただくということは、自己満足の世界ではできません。
顧客がお金を払って期待する以上のものを提供できるかどうか?です。
ついつい自己満足の世界で行いがちですが、ここが大きな落とし穴なのです。
自分がこんなのはやりたくないと思っても、お金をいただいている以上は顧客が満足することをしなくてはなりません。
お花が好きで、フラワーアレンジメントを習い始め、作っては人にあげるというのを当初は何度も行っていました。
でもそれは、自分がかわいいと思った自己満足を他人にプレゼントすることであって、他人はいただきものだから特に好きなものでなくてももらってくれるということです。
お花ですから純粋に喜んでくれますが、代金が発生するとなると喜んでいただけるかはわかりません。
これでは花屋さんにはなれませんよね。
自分が好きなことを好きなように表現するのはアマチュアの域を超えませんが、プロは自分の好きなようにはできない時もあるということを覚えておかなくてはなりません。
ですが、自分の好きなことであれば、たとえ不本意でもまだできることが多いということにもなりますので、好きを仕事にするというのが一番いいという考えもできます。
絶対に自分のポリシーを曲げたくない人は、最初から自分の好きなことを仕事にしないほうがいいかもしれませんね。
みんなからかわいい、きれいと言われていても、モデルやタレントの世界にはもっとかわいい人がたくさんいます。
その中で生き残るにはその程度の美貌では全くもって勝ち目がないということもありますので、苦労するのは目に見えています。
それなら素人で、少し華やかな場所に行ったときにかわいいね、きれいだね、芸能人よりきれいだねと言われる方がずっといいに決まっていますね。
長くなりましたが、自己満足と顧客満足で内容も全く変わってくるということをお伝えしました。
私は最終的に笑って人生の幕を閉じることができれば何でもいいと思っています。
そして経験値を増やして変化のある楽しい人生を送りたいと思っています。
あなたの人生はいかがでしょうか。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回ブログでお会いしましょう♪