私がこのブログを立ち上げるきっかけになった理由はいくつかありますが、ある方にコーチングをしていただいたことがいちばん大きなきっかけでした。
私が持つ特技や強みを最大限に活かせて、輝く自分になる。
自己啓発本やセミナー、世の中にはいろいろなものがあふれていて片っ端から読んでは実行し試行錯誤を繰り返してきた中でのことでした。
宝塚歌劇団を退団してから約20年弱になりますが、なぜこのタイミングでこのブログなのか。
誰しもが愛されたいと思っている
愛され美人と検索すると様々なキーワードが出てきます。
本もたくさん出版されています。
世の中には愛されキャラになりたい人がたくさんいるということです。
需要があるからこんなにたくさんの愛されハウツー本があるのですよね。
確かに人から愛される・好かれるというのはとてもいいことですし、嫌われるよりずっといいのでもちろんみんなが目指してほしいところです。
メイク・ファッション・言葉遣い・思考・・・いろいろ方法はありますね。
なぜ愛されることがいいことなのでしょうか。
仕事・恋愛・人付き合いがスムーズに円滑に行われるからです。
誰しも愛されて幸せになりたいと思っている。そういうことではないでしょうか。
タカラジェンヌは全員美人?
タカラジェンヌって美人だと思いますか?
美人な人もいますしそうでない人もいます。私は“宝塚顔”というのは存在すると思いますが、全員が美人だとは思いません。
ただ、なぜでしょうか。みんなすっきりと凛とした輝きがあることは確かです。
これはどこから来るのか?
再三申し上げている努力と研究から来るものだと私は思います。
気が利く人はチャンスが向こうからやってくる
気が利く人・気くばりができる人というのはとても美しく見えるのです。
もちろん、愛されるために自分を磨くことは重要ですし第一印象は見た目が9割ですから、「こんにちは」の一言ですべて印象が決まってしまいます。外見に気を配るのは基本です。
でも外見を磨くだけでは足りません。
周りに気を配れる人が愛されキャラになるのです。
気くばりができる人を周りが放っておくはずがありません。
いろいろなお声がかかり、頼りにされて引っ張りだこになります。
愛されキャラになるといいこと
ここでコーチングの出番です。
私がなぜ気くばりについてお話することにしたのか、お話したいのか。それを深堀していきました。
それは気くばりができると愛される人になる、
人に愛されるということがいいことだと私が思っているからなんですね。
シンプルですが、そう思いませんか?
宝塚歌劇団は別名花嫁修業の場所とも言われました。
どんなところに嫁いでも基本ができているのでお姑さんと仲良くやっていけそう!
そう思っている人はタカラジェンヌの中には多いんじゃないかなって思います。
昔、家の玄関の拭き掃除をしていた姿を見て、私の母が
「あら、なんだか拭き掃除姿が美しいわね。そんなお嬢さんいいなってお姑さんにかわいがられそう!」
といったことがありました。
何気なくお掃除をしていただけですが、所作がきれいだったのでしょうね。
完全に無意識でした。
宝塚では出し物によっては、浮浪者の役や貧しい役、破れて汚れた服装の衣装を着て演じることがあります。
豪遊する貴族がいるなかで舞台の盆が回れば裏側には貧困に苦しむ民衆の姿・・・
こんなシーンがよくあります。
宝塚では浮浪者も貧しい役もあの宝塚メイクで演じます。
もちろんシャネルも顔負けの真っ赤な口紅をつけて。なんだか不思議ですよね。
浮浪者であってもボロボロの貧しい民衆であっても美しく品があるのが宝塚の舞台なのです。
当然、拭き掃除も美しい姿勢で行う貧しい民衆・・・というところでしょうか。
話が少しそれましたが、
私は気が利く人をみてかわいいなと思います。
かわいげがあるというのでしょうか。
年を重ね、若い女性がかわいく見えてくるからでしょうか。
私は“気くばりで愛され美人になる”というコンセプトを大事にしたいと思っています。
年を重ねても素敵な人になるために
今日は私の意見のみのブログになりますが、少し胸のうちを話させていただきました。
宝塚歌劇団の教えをお伝えすることにより、世の中に愛され美人になる人がたくさん出てくれるといいなと思います。
本日もありがとうございました。
おまけ
宝塚歌劇団で貧しい民衆の役を演じるとき、
闘いにでかけ敗れた兵士たちを演じるときなど
お洋服が汚れて破れているのに、顔だけきれいなんてことはないですよね。
でもあの宝塚メイクに汚れを足してしまったら次のシーンはどうするの?
お化粧が間に合わないのでは?と思いますよね。
お顔を汚す時のアイテム、実はたばこの灰を使用するんです。
灰が必要な役があるときは、小さな缶やつけまつげが入っているプラスチックケースを喫煙所においておきます。
そうすると、おタバコを吸われる方たちが、そこい灰だけをいれてくださるのです。
それを定期的に回収して、もしくは衣装を着る前に立ち寄ってぺぺっと顔につけて袖に向かいます。
この灰もただつければいいというのではなく、それらしく見えるようにつけることが大事です。
同期に頼んで花道から見てもらい、きちんと顔が汚れているように見えるか?などを見てもらいます。
顔の汚し方ひとつ、研究です。
何でも研究!研究!それこそが美を追求する心なのかもしれませんね。
役者をされている方はぜひこの方法を試してくださいね。
ちなみに灰の中でもグレーの部分を先につけ、そのあとで黒い部分を付けるといい感じに仕上がります。
白っぽい部分を使いすぎると、不自然な印象になりカビが生えたみたいなことになってしまいます。笑
ではまた明日のブログにて。