人には素養というものがあります。
皇室のニュースなどが流れると、皆様の立ち居振る舞いに品格や知的な印象を感じます。
宝塚歌劇団でも舞台に出るにあたり、品格が必要です。
たとえ浮浪者の役であってもあの宝塚メイクですし、今日の食べ物もない貧しい民衆ですら品格がありますよね。
ではその品格はどこで身につけるのでしょうか。
そもそも育ちが違う・・・
よくそんなことを耳にします。
もちろんお家柄というのはとても影響があり、旧家の由緒正しいところにお生まれになった方はそもそも品があります。
そういう育ちをしているからです。
では育ちが悪ければもう一生そのままなのでしょうか?
答えはノーです。
お嬢様学校と呼ばれる学校でも、普通の会社員夫婦を親に持つ学生もたくさん通っています。
品格がある子もいれば、成金感満載で全く品のない学生もいます。
公立と私立では多少の違いはあるかと思いますが、私立に行っていなくても教育・教養をしっかりと身につけさせてもらったお嬢様もいます。
私が通っていた高校では幼稚園からエスカレートの子もいれば、私のように高校から入学する子もいたりといろいろでした。
ご自宅が大きな敷地で、ご家庭に25mプールがあるのは日常のこと。
そんな旧家やお家柄がいいとされるご家庭に育った子たちの共通点は以下の3つです。
・大きなお金を持たない
・無駄なお金を使わない
・過度なブランドを持たない
高校時代はお家柄でお友達になったりはしないので、気が合う子たちと仲良くなります。
家も遠いので自宅に行くことはなかったのですが、卒業してしばらくしてから何かのきっかけでおうちに遊びに行ったときに知りました。
このどこまで続くかわからないこの道、私道?
まさか、この大きな敷地〇〇ちゃんちの家?
番地を書かなくても〇〇さんの大きなおうちで荷物が届くって本当?
すべてそのまま本当でした。
お嬢様は倹約家
学校にブランド物を持ってこないですし、制服のスカート丈も学校の規定を守り、きちんと着こなします。
贅沢もしません。
お年玉やお小遣いをもらっても使わないから机の引き出しに入れていたら、一杯たまっていてそれを見かねた親に銀行に持っていきなさいって言われたの。
なんて会話を聞いてびっくりした覚えがあります。
私はというと、そのころお嬢様たちの仲間入りができたということだけでなく、クラッシックバレエを習っていることが珍しくなく、毎日のようにお稽古ごとに通うことや、宝塚歌劇団を目指していることなど当たり前の感覚である同級生と仲良くなれたことがとっても心地よく、毎日が楽しいばっかりでした。
でもそういう環境に身を置かせてもらって吸収することがたくさんあり、本当のお嬢様と偽物のお嬢様の違いも知りました。
私はそもそもブランドものの良さがわかっていなかったので特に持つことはありませんでしたが、学校のカバンを開ければゴロゴロブランドものが出てくるような学生もたくさんいました。
生粋のお嬢様は意外と普通なのだと感じたことを覚えています。
お家柄がいいことは特別ではない
少し考え方を変えると、お嬢様たちはその生活が特別でもなんでもないので、お家柄がいいとされていてもその生活が日常です。
プールは家にあるものですし、自宅も部屋の広さはこれが当たりまえ。
お金が常にあるので、特別にたくさんお金が欲しいという欲望もないわけです。
環境でお育ちは変えられる
これらはすべて環境です。
ご両親が経営者や医師・弁護士などの場合、思考や生活・お金に対する考え方が通常の会社員とは異なります。
その思考を娘が受け継いでいる可能性もありますね。
品格のある方がご自宅によく来られる環境かもしれませんし、お付き合いや学会で海外に行くことも多いかもしれません。
しかし、みんながみんなその環境というわけではありません。
我が家は普通の家庭です。
私は両親から人としてしてはいけないことや、汚い言葉遣いなどは厳しく注意されましたが、特にマナーを教えてもらったわけではありませんでした。
バレエや声楽の先生、茶道の先生などに厳しく躾ていただいたような気がします。
またお友達の家に遊びに行ったときにしていただいたことを見て、学んだこともいっぱいありました。
私は、家の外で教わることが比較的多かったように思います。
品格はお育ちだけの問題でもなく、環境によって変えることができます。
なりたい自分になるためにも、そういった環境に身を置くというのはおすすめです。
今が品格のある素敵な方であればいいと思いませんか?
品格のある人とお付き合いする
品格は正直人間性が大いに関係します。
自分というものをしっかりと持っていて凛としている。
私は素敵な女性だなと思ったら、必ず仲良くなって品の良さがどこから来るのか?
研究しまくりました。
そして自分にもできること、取り入れられることは真似て自分のものにしていきました。
類は友を呼ぶという言葉がありますが、本当に付き合う人で変わってきますので、お付き合いをすることで自分もまたお勉強させてもらうことがたくさんあります。
まとめ
さて、今日はお育ちについて話しました。
もともとがそういう環境に育った人は、生まれたときから目に見えるものや触るもの、自宅の環境が違います。
当然ながら、ご両親の教育もあるでしょう。
でもそれを持っていないからと言って嘆くことはありません。
とにかく努力でこれもどうにかなるものなのです。
品のいい人になりたければその努力を。
そして一つポイントは、さりげない日常で品が出るということです。
頑張っている!というのが見えるうちはまだまだですね。
そして、
いいものを見る
知識をたくさん得る
これがポイントです。
少しでも参考になっていたら幸いです。
次回はそんな品のある行動についてお話いたします。
またお会いしましょう♪
本日もありがとうございました!!