家のリビングが散らかっていると、家庭内不和が起きる。
これは私が小さいころ、何かの記事で読んだことがあります。
母はそんなに整理整頓は上手ではなかったですが、やるときはやる派。
学校から帰ると突然おうちがきれいになっていたことがあります。
あ、今日はお掃除の日なんだな・・・と思いました。
こんまりさんのときめくお片付け
大人になって、近藤麻理恵さんの“人生がときめく片づけの魔法”の本と出会いました。
手にとってときめくものだけを残し、それ以外は手放すというもの。
なるほど!と感心して早速実行!
冬のコートが全滅して寒いひと冬を越した記憶があります。
お洋服は必要だから使っているけれど、ときめいているかと言われればそうでもないものがこんなにたくさんあったなんて。
逆に何年着ても手放せない殿堂入りの品もあり、捨てられない理由はここからなのだと納得でした。
好きなものばかりに囲まれた生活というのは、とても幸せですよね。
あらためて今日はこの本を思い出しました。
鏡が曇ると心も曇る
というのも先日、職場をお掃除していて鏡の汚さにびっくりしてしまったことがきっかけでした。
何度拭いても時間がたつと拭き後が浮き出てくるのですが、いつもきれいにする時間がありませんでした。
鏡は人の顔を映すもの。
その鏡が曇っていては表情まで曇ってしまいます。
お客様が訪れたとき、逆の立場だったらどう思うでしょうか?
デパートの化粧品売り場で、メイクをしてもらう化粧台の鏡が汚かったらいかがでしょうか?
化粧品を買いたいと思うでしょうか?
汚いスポンジで埃だらけのテーブル。
そんなところに人は集まりません。
あらためて気くばりとホスピタリティについて考えました。
鏡は毎日磨くもの
宝塚音楽学校では、歴代の上級生がお掃除をしてきた場所を引き継ぎピカピカに保ちます。
お稽古場の鏡は基本的に乾拭きです。
毎朝黙々とお掃除をして、昼・夕点検をして1年間磨き上げます。
それでも次の朝、小さな埃が廊下にあったりします。
人が動けばそれだけ埃はたつのです。
鏡は美しく保つものだったので、私たちはレッスン中に鏡に触れないように、もたれないようにします。
そういう癖がついているので、少しでも汚いことがとても気になりました。
今まで職場の共有スペースのことに意識が薄かったように思いますが、ふと、あらためて感じました。
掃除が行き届いていない!!
これでは仕事の数字も上がるはずはありません。
私は一枚をピカピカに磨くためにどのぐらい時間がかかるのか徹底的に行ってみました。
相当時間がたっていたのでしょうか、本当にとれませんでした。
洗剤の付いた布巾で5回以上拭いてやっとピカピカになりました。
なんだか場所が明るくなったような気がしましたし、気持ちもさっぱりしました。
そしてみんなにもこれがデフォルトだと思ってもらいたい、そう思いました。
部屋が汚いのは心の表れ
お掃除も整理整頓も心の表れです。
心がとっ散らかっているとなかなか整理整頓ができないですし、汚れがたまっていると自分の心にもモヤモヤがたまってきます。
私は整理整頓が苦手です。
自分の頭も心も整理されていないなと感じることはよくあります。
物事をまとめたり、ロジカルに考えることがとても苦手なのだと思います。
私の親戚のおばさんのおうちは私が小さいころからよく遊びに行っています。
もう30年以上がたっているので古くはなっていますが、とっても行き届いていて畳に髪の毛一本すら落ちていません。
かたや新築で大豪邸の知人宅にお呼ばれしたときに、隅の方が埃だらけだったのを覚えています。
それぞれに調度品が並べてあり一つひとつはとっても高価なもの。
でもインテリアが妙にマッチしていなかったり、無駄なものが多かったり・・・なんだか居心地が悪かったのを覚えています。
新しくてきれいな場所はときに残酷です。
愛する場所ではないから、ときめかない生活を送っているからそのままにしてしまうのでしょうね。
本当にこころからときめくものであれば、毎日手に取りますし小さなほころびなどにも気づきます。
掃除が行き届いていない職場は数字もよくない
私が鏡をきれいに磨こうと思ったのも何かのきっかけかもしれません。
これを見て私だったらここで契約するだろうか?
わかっているお客様だとしたら、ここでは契約するのをやめよう・・・と思ってしまわれるのではないだろうか?
そんなことを考えました。
気くばりやホスピタリティというのは、幅広くいい意味で曖昧です。
だからこそ、個人によるオリジナリティが活きることでもあります。
私は私なりの、あなたはあなたの気くばりを持つことが大事ですね。
さて、今日はある意味宣言でした!
今後どうなっていくのか実験してみますね。
鏡を磨くだけで人生が変わる!という証明ができればいいなと思っています。
結果はまた報告しますね!
本日もお読みいただきありがとうございました!
それではまた次回のブログでお会いしましょう♪